富双合成の「変遷」、そして「成長」はまさに「時代とともに」「世の中の変化とともに」というものでした。
創業当時、わが社はテーブルクロス、シャワーカーテンといったDIY関連商品やノベリティーなどの特注商品を中心に製造を行っていました。この状況が大きく変化したのが昭和50年代、それまで日本の一般家庭での壁は塗り壁が、また床は畳が中心でした。こうした「和」の生活様式が徐々に「洋」に変化していき、リビングやダイニングキッチンという言葉が一般化し、トイレまでにも塩ビ製品が使われるようになってきました。
そしてマンションでも、ダニやアレルギーなどの問題から、カーペットが塩ビ製の床材やフローリングに変わり、喫茶店やスーパーなどの商業用スペースにも耐久性があり汚れにくい塩ビ製の床材が使われるようになりました。すなわちインテリア商材の中に塩ビ製品としての壁紙、床材が日本の住宅文化、インテリア文化を変えて行く時代が広がってきたのです。